昨今の低金利や物価上昇の兆しを受け、個人による資産形成の重要性はますます高まっています。
お金を増やす手段として、NISAを上手く活用して資産運用を行う方も増えてきていますので、
今回は「NISA制度の概要や活用方法を知りたい」という方向けに簡単にポイントをまとめます。
なお、2024年度からはじまる新制度については、以下記事をご覧ください。
NISA制度の概要
通常、株式や投信信託などの金融商品に投資する場合、売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
一方、NISA制度では、「NISA口座(非課税口座)」内で投資商品を購入した分については、基本的には売却益や配当金に対する税金がかかりません。限度枠等詳細については下表のとおりですが、要するに、この制度を使って投資する部分については税金がかからないわけですから、活用しない手はないですよね。
![](https://ftopic-blog.com/wp-content/uploads/2023/03/NISA_金融庁③-2.png)
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一般NISAとつみたてNISAの違い
上表の通り違いは何点かありますが、ポイントは大きく3つです。
- 非課税投資枠(総額)は、一般が600万円(120万円×5年間)、つみたてが800万円(40万円×20年間) (一般 < つみたて)
- 投資可能商品は、一般は個別株式・投資信託・ETFと幅広、つみたては金融庁が指定した
投資信託やETFのみ(2023年2月9日時点で221本) (一般 > つみたて) - 買付方法は、一般は積立買付・スポット買付ともに可能、つみたては積立買付のみ
(一般=つみたて)
効率的な資産形成に向けたNISAの活用方法について
効率的な資産形成に向け、NISAを活用した非課税投資を行うことは有力な手段であることは
間違えないかと考えます。
その上で、一般NISA、つみたてNISAをどのように活用するかは、以下のように整理できます。
- 初心者には長期(最長20年間)でコツコツ積立投資できるつみたてNISAがおすすめ
- 投資経験者で、個別株投資や自分のタイミングで売買をしたい方には一般NISAがおすすめ
- NISA口座の開設は、手数料が低く、取り扱い銘柄数も多い楽天証券やSBI証券がおすすめ。
投資商品購入で楽天ポイントやVポイントも付くので、その面でもおすすめ